免許証の画像は、家を売る「鍵一式」ではありません
「画像が漏れたら、地面師に家を売られる?」。タイムズカーは2026年9月29日、本人確認書類画像等が漏れたアカウントを約160万件と発表しました。全件が免許証画像ではありません(公式第3報)。
画像だけで所有権が移るわけではありません。ただし、氏名・住所・顔写真は、所有者になりすます材料になります。流出を知ったら、アカウント対策と家の書類の確認を分けて進めます。
権利証を持っているから安心、とも言い切れません
売主側の登記には、実印を押した書類や印鑑証明書などが関わります(不動産登記令16・18条)。免許証の画像は、それら一式の代わりにはなりません。
一方、登記識別情報がなくても、資格者代理人の本人確認情報を登記官が相当と認めれば、事前通知を省ける手続きがあります(不動産登記法23条)。
つまり、備える相手は「画像だけで登記する仕組み」ではなく、別の書類や本人確認まで偽装するなりすましです。正規の手続きは権利証を紛失した家の売却で整理しています。
2027年の改正は、すべての窓口を一斉に変える話ではありません

流出通知を受けた日の行動を、3つに分けます
| 確認するもの | 今日すること |
|---|---|
| 漏れた情報 | メールのリンクを使わず、公式サイト・アプリから対象と項目を確認 |
| アカウント | 使い回したパスワードを変更。使える多要素認証・パスキーを設定 |
| 家の書類 | 権利証・実印・印鑑登録証があるか確認し、分けて保管 |
ネットの対策はIPAの案内に沿ったものです。パスワード変更で、既に漏れた顔写真や住所まで消えるわけではありません。
覚えきれない場合、URUMAEのおすすめは有料の1Passwordです。アカウントパスワードとSecret Keyで暗号化します。ただし、感染したPCを安全にする道具ではありません。
【注意】不審な売却連絡は、流出通知とは分けて相談します
不正登記防止申出は、不正な登記が差し迫っている場合の制度です。流出通知だけで使えるとは限らず、権利の移動を禁止する制度でもありません(法務局の説明)。
実印や印鑑登録証が見当たらないなら市区町村へ。身に覚えのない売却連絡などがあれば、法務局・警察へ具体的な内容を伝えます。個別の対応は窓口や専門家に確認してください。
画像の流出と、家の登記は別の段階です。 どこまで起きたかを分ければ、次に連絡する先も決められます。続けて読むなら、家を売るときに必要な書類です。
よくある質問
Q. 免許証を再発行すれば安心ですか?
再発行しても氏名や生年月日は変わりません。現物の紛失・盗難は警察や運転免許窓口へ相談します。
Q. 2027年から免許証のコピーは全部無効ですか?
いいえ。変わるのは、犯罪収益移転防止法の対象取引で認められる確認方法です。
Q. 今の名義はどう確認しますか?
その不動産の登記事項証明書で確認できます。不審な変更があれば、法務局へ相談します。

